回顧録5 吸収合併の悲劇その4

全国1位で海外インセンティブの私のボーナスはマイナス査定。

そして上司の一言が私に火をつけました。

上司「査定はマイナスだけど形だけだから。吸収された側だから仕方ないでしょ。収入には影響のでない形のマイナスだよ」(笑)・・形式的なマイナスで収入に影響でないならいいかと呑気な私。

ところが当たり前ですが収入には影響ばっちりでてました。

同期とボーナスの話になった際に明らかに額が違う・・しかもかなり違う。

さすがに収入に影響がでた事にキレました。

翌朝の得意先での待ち合わせ。

上司が先輩の会社リース車で現れたところを助手席に乗ってる上司の窓を叩きました。

さらにドアを蹴って「出てこい」と言った私。

上司はかなりビビッてました。

その日の夜、二人で話し合いをしましたが事前に本社に相談してた事を同僚に確認。

狭い会議室のドアに椅子を置き逃げれない状況にして徹底的に言い分を聞きました。

結果、まさかの「済まない事をしました。申し訳ない」と土下座。

まさに半沢状態です。

私は謝罪文を要求しました。

そこから半年間は無敵状態。謝罪文は書けませんという上司に書くまで上司として認めないという態度で応戦。

ほぼ毎週、上司同行をしてもらい、その都度「謝罪文がなぜ書けないのかっ、反省の色が見えん」と立場逆転。飲み会でもビールを上司の顔面にかけたりやりたい放題。

今にして思うと20代という若さ故のなせる業です。

さて、そんな状況のなか会社では早期退職制度(年齢関係なし手上げ制)が導入されました。

続きは次回。